CRMワークフロー
CRMシステムにおける主要なワークフローとベストプラクティスをまとめています。
ワークフロー種類の使い分け
- このページ: データ管理のワークフロー(顧客情報・取材スケジュール・請求管理)
- 編集ワークフロー: コンテンツ制作のワークフロー(記事作成プロセス)
1. リード獲得から協賛契約まで
[リード獲得] → [リード登録] → [商談] → [成約] → [協賛企業登録]ステップ1: リード獲得
獲得チャネル:
- Web問い合わせフォーム
- 既存顧客からの紹介
- イベント(交流会・セミナー)
- 新規開拓(テレアポ・訪問)
ステップ2: リード登録
- CRM → リード管理を開く
- 「新規リード登録」をクリック
- 必須項目を入力:
- リード名(担当者名)
- 会社名
- ステージ: new
- ソース: 獲得チャネルを選択
- 連絡先(メール・電話)を入力
- 「次回アクション」を設定: 「初回コンタクト」
- 登録完了
ステップ3: 商談プロセス
new → contacted
- 24時間以内に初回コンタクト(電話/メール)
- 接点履歴に記録
- ニーズヒアリング
- ステージを "contacted" に更新
contacted → qualified
- 詳細ヒアリング
- 予算・決裁権・ニーズを確認(BANT)
- 見込みありと判断したら "qualified" に更新
qualified → proposal
- 提案書を作成
- プランを提示(light/standard/premium)
- 取材回数・料金を説明
- ステージを "proposal" に更新
proposal → won
- クロージング
- 契約条件合意
- ステージを "won" に更新
ステップ4: 協賛企業登録
- CRM → 協賛企業管理を開く
- 「新規協賛企業登録」をクリック
- リード情報をコピーして入力:
- 企業名
- 連絡先担当者
- メール・電話
- 住所
- 協賛情報を設定:
- プラン: standard(例)
- 月額料金: ¥50,000
- ステータス: active
- 開始日: 契約開始日
- 「次回アクション」を設定: 「初回取材日程調整」
- 登録完了
2. 取材から記事公開まで
[取材予定登録] → [取材実施] → [原稿作成] → [校正] → [記事公開]ステップ1: 取材予定登録
- CRM → 取材管理を開く
- 「新規取材登録」をクリック
- 協賛企業を選択
- 取材予定日を設定
- 取材場所・担当者・目的を入力
- 記事ステータス: planned
- 登録完了
ステップ2: 取材実施
事前準備:
- 録音機材・カメラ確認
- 質問項目準備
- 過去記事レビュー
当日:
- 録音開始
- インタビュー実施(30〜60分)
- 写真撮影(3〜5枚)
- 次回取材日の調整
事後処理:
- 取材管理の該当取材を開く
- 「編集」をクリック
- 完了日を入力
- 録音実施・写真撮影をチェック
- 記事ステータスを draft に変更
- メモに取材内容サマリーを記録
- 更新完了
ステップ3: 原稿作成
- 録音を文字起こし
- テンプレートに沿って執筆(CLAUDE.md参照)
- 引用部分を企業に確認依頼
- フィードバック反映
ステップ4: 記事公開
- 紙面レイアウト確定
- Web掲載準備
- 取材管理の記事ステータスを published に変更
- 記事IDを入力(例: 202501-company-name)
- 協賛企業にお知らせメール送付
- SNSシェア
3. 月次請求プロセス
[月初] → [請求書作成] → [送付] → [入金確認] → [支払済みマーク]ステップ1: 請求書一括作成(毎月1日)
- CRM → 協賛企業管理を開く
- アクティブ協賛企業リストを確認
- 各協賛企業について:
- CRM → 請求書管理を開く
- 「新規請求書作成」をクリック
- 対象: 協賛企業を選択
- 請求書番号: INV-202501-001(連番)
- 発行日: 当月1日
- 支払期限: 当月末(または翌月末)
- 金額: 月額料金を入力
- 作成完了
ステップ2: 請求書送付
- 各請求書をPDF化(手動または自動生成)
- メール送付
- 同封物: 事例紹介・補助金情報
ステップ3: 入金確認(毎日)
- 銀行口座をチェック
- 入金があった協賛企業の請求書を検索
- 詳細画面で「支払済みにする」ボタンをクリック
- ステータスが paid に変更される
ステップ4: 延滞フォロー
7日延滞:
- リマインドメール送付
14日延滞:
- 電話フォロー
- 接点履歴に記録
30日延滞:
- 配送停止検討
- 個別相談
4. 協賛更新プロセス
[更新2ヶ月前] → [更新意向確認] → [継続] or [プラン変更] or [解約]ステップ1: 更新リスト抽出
- 協賛企業管理で開始日をチェック
- 契約から10ヶ月経過した企業をリストアップ
- ステータスを renewal に変更
ステップ2: 更新意向確認
- 電話またはメールで連絡
- 満足度ヒアリング
- 次年度のニーズ確認
- 接点履歴に記録
ステップ3: 継続処理
同条件で継続:
- 開始日を1年後に更新
- ステータスを active に戻す
プラン変更:
- 新しいプランに変更
- 月額料金を更新
- 取材回数を調整
解約:
- ステータスを churn に変更
- メモに解約理由を必ず記録
- 最終請求書を作成
5. データメンテナンス(月次)
リード管理
- [ ] 長期滞留リードのクリーンアップ(90日以上 "new")
- [ ] lost 理由の集計・分析
協賛企業管理
- [ ] ステータス見直し(renewal対象のチェック)
- [ ] 連絡先情報の更新確認
- [ ] 次回アクションの進捗確認
取材管理
- [ ] 期限超過取材の解消
- [ ] 次月取材予定の調整
請求書管理
- [ ] 延滞請求書のフォローアップ
- [ ] 財務レポート作成
よくあるシナリオ
シナリオ1: イベントで50社のリード獲得
- Excel等で名刺情報を整理
- CSVフォーマットに変換
- Supabase管理画面から一括インポート
- ソースを "event" に統一
- 優先順位を付けて順次コンタクト
シナリオ2: 協賛企業がプランをアップグレード希望
- 協賛企業詳細画面から「編集」
- プランを "premium" に変更
- 月額料金を更新
- メモに「プランアップグレード 2025-01-01より」を記録
- 次月から新料金で請求書作成
シナリオ3: 協賛企業が一時休止希望
- ステータスを "pending" に変更
- メモに休止理由・再開予定を記録
- 請求書発行を停止
- 取材も一時停止
- 再開時にステータスを "active" に戻す
