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営業ツール集 - 料金提案・ROI計算

千葉経済産業新聞の営業活動で使用する料金提案ツール、ROI計算機、提案資料テンプレート集。 営業担当者向け。

最終更新: 2025年11月


📋 目次

  1. ROI計算機
  2. プラン比較デシジョンツリー
  3. 価値比較ワークシート
  4. TCO分析
  5. 提案資料テンプレート
  6. 割引影響計算機

ROI計算機

営業先企業に合わせてROIを試算し、価格妥当性を示すためのツール。

使い方

  1. 顧客の課題をヒアリング
  2. 該当する効果項目を選択
  3. 控えめな数値で試算
  4. ROI 2倍以上なら提案

ライトプラン ROI計算テンプレート

入力パラメータ

項目ヒアリング質問入力例
採用応募数(月)「現在、月に何名くらい応募がありますか?」3名/月
採用1名あたりコスト「求人広告費や人材紹介料はいくらですか?」¥200,000/名
営業資料制作コスト「会社案内や営業資料の制作費は?」¥100,000/年
新規顧客単価「新規顧客1社あたりの初回受注額は?」¥500,000
問い合わせ→成約率「問い合わせから成約する確率は?」25%

効果試算(年間)

【効果1: 採用応募増加】
現在の応募: 3名/月 × 12ヶ月 = 36名/年
記事掲載後の増加: +1名/月 × 12ヶ月 = +12名/年
採用コスト削減: 12名 × ¥200,000/名 = ¥2,400,000

※ただし、実際には「応募増加→採用成功」のため、控えめに算出:
採用成功確率30%とすると → ¥2,400,000 × 30% = ¥720,000
さらに保守的に50%とすると → ¥360,000/年

【効果2: 営業資料制作コスト削減】
記事を営業資料に活用 → 制作費削減: ¥100,000/年

【効果3: 新規問い合わせ】
記事経由の問い合わせ: 4件/年(保守的見積)
成約件数: 4件 × 25% = 1件/年
新規売上: 1件 × ¥500,000 = ¥500,000/年

【効果合計】
¥360,000 + ¥100,000 + ¥500,000 = ¥960,000/年

【投資額】
ライトプラン: ¥33,000/月 × 12ヶ月 = ¥396,000/年
初期費用: ¥30,000(初年度のみ)
合計: ¥426,000/年

【ROI】
投資: ¥426,000
効果: ¥960,000
ROI: 2.25倍(投資の2.25倍のリターン)
回収期間: 約5.3ヶ月

スタンダードプラン ROI計算テンプレート

入力パラメータ(ライトプランと同じ)

効果試算(年間)

【効果1: 採用応募増加】
年3回取材によりライトプランの1.5倍の効果を想定
採用コスト削減: ¥360,000 × 1.5 = ¥540,000/年

【効果2: 営業資料制作コスト削減】
記事活用 + イベント年2回参加 → ¥100,000 + ¥100,000 = ¥200,000/年

【効果3: 新規問い合わせ】
記事経由の問い合わせ: 8件/年(ライトの2倍)
成約件数: 8件 × 25% = 2件/年
新規売上: 2件 × ¥500,000 = ¥1,000,000/年

【効果4: イベント参加でのビジネスマッチング】
年2回参加 → 1回あたり期待売上 ¥150,000 × 2回 = ¥300,000/年

【効果合計】
¥540,000 + ¥200,000 + ¥1,000,000 + ¥300,000 = ¥2,040,000/年

【投資額】
スタンダードプラン: ¥55,000/月 × 12ヶ月 = ¥660,000/年
初期費用: ¥30,000(初年度のみ)
合計: ¥690,000/年

【ROI】
投資: ¥690,000
効果: ¥2,040,000
ROI: 2.96倍(投資の約3倍のリターン)
回収期間: 約4.0ヶ月

📊 ROI計算シート(Googleスプレッドシート想定)

営業担当者は以下のシートをコピーして顧客ごとにカスタマイズ:

[A列]           [B列]              [C列]           [D列]
項目            単位               入力値          計算結果

【ヒアリング情報】
現在の採用応募   名/月              3               -
採用1名コスト    円/名              200,000         -
営業資料制作費   円/年              100,000         -
新規顧客単価     円/社              500,000         -
成約率           %                  25%             -

【効果試算(年間)】
採用応募増加     名/月              +1              =C7*12*C8*0.3
営業資料削減     円/年              -               =C9
新規問い合わせ   件/年              4               =C12*C10*C11
イベント効果     円/年              0               (スタンダードのみ)

効果合計         円/年              -               =SUM(D8:D11)

【投資額】
月額料金         円/月              33,000          -
年間料金         円/年              -               =C15*12
初期費用         円                 30,000          -
投資合計         円/年              -               =D16+C17

【ROI】
投資対効果       倍                 -               =D13/D18
回収期間         ヶ月               -               =D18/D13*12

Googleスプレッドシートテンプレート: (実際の運用では、共有可能なスプレッドシートを用意)


プラン比較デシジョンツリー

顧客の状況に応じて最適なプランを素早く提案するためのフローチャート。

フローチャート

スタート

Q1: 年間広報予算は50万円以上ありますか?
  ↓YES                    ↓NO
  |                       |
  ↓                       ↓
Q2: 年に3回以上           まずは試したい
    情報発信したい?        段階ですか?
  ↓YES      ↓NO          ↓YES    ↓NO
  |         |             |       |
  ↓         ↓             ↓       ↓
スタンダード ライト        ライト   購読プラン
¥55,000/月  ¥55,000/月   ¥33,000  ¥1,100/部
年3回取材   年3回取材    年2回    情報収集のみ
            イベント2回

Q3(スタンダード選択者のみ): さらに頻度を上げたい?
  ↓YES
  |

カスタムプラン
¥80,000/月〜
年4回以上取材

質問別の提案ロジック

Q1: 予算感の確認

  • YES(50万円以上): スタンダード以上を提案

    • 理由: 年間66万円で効果3倍のROI
    • 訴求: 「投資額は少し上がりますが、効果は2倍以上です」
  • NO(50万円未満): ライトまたは購読を提案

    • 理由: まず小さく始めて効果実感
    • 訴求: 「まず年40万円で試して、効果が出たらアップグレードしましょう」

Q2: 発信頻度の希望

  • 年3回以上: スタンダード推奨

    • 理由: ライト(年2回)より頻度高い
    • 訴求: 「年3回なら、四半期ごとに発信できます」
  • 年2回で十分: ライト推奨

    • 理由: コスパ最高
    • 訴求: 「年2回でも十分効果は出ます」

Q3: カスタムプランの見極め

以下のいずれかに該当する場合、カスタムプランを提案:

  • 年6回以上の取材を希望
  • 1ページ特集記事を希望
  • 動画取材を希望
  • 配布部数を大幅に増やしたい(1,000部以上)
  • 予算が月10万円以上

価値比較ワークシート

「千葉経済産業新聞 vs. 他の選択肢」を比較し、価値を明確化するツール。

比較対象

  1. 何もしない(現状維持)
  2. 自社で広報資料を作成
  3. 他の地域情報誌に広告
  4. 人材紹介会社を使う(採用目的の場合)
  5. 千葉経済産業新聞

比較表テンプレート

項目何もしない自社で作成他媒体広告人材紹介千葉経済産業新聞
コスト(年間)¥0¥500,000¥600,000¥800,000¥396,000〜
制作工数-50時間5時間0時間0時間
信頼性-△(自画自賛)×(広告)-◎(第三者取材)
配布先-自社で配布1,000部-600部(経営者)
Web展開-自社サイトのみなし-あり
二次利用-×-
採用効果×(なし)△(弱い)△(弱い)◎(高い)○(中〜高)
営業効果×(なし)○(中)△(弱い)×(なし)○(中〜高)
ブランディング×(なし)△(弱い)△(弱い)×(なし)◎(強い)

使い方

  1. 顧客の課題を確認: 「採用が一番の課題」「営業強化したい」など
  2. 比較表を提示: 上記の表を見せながら説明
  3. 千葉経済産業新聞の優位性を訴求:
    • コスト: 他媒体の2/3、人材紹介の半分
    • 信頼性: 第三者取材で高い
    • 多目的: 採用・営業・ブランディングすべてに効果

TCO分析

Total Cost of Ownership(総所有コスト)を3年間で試算し、長期的な投資妥当性を示す。

ライトプラン 3年間TCO

【Year 1】
月額料金: ¥33,000 × 12ヶ月 = ¥396,000
初期費用: ¥30,000
合計: ¥426,000

【Year 2】
月額料金: ¥33,000 × 12ヶ月 = ¥396,000
追加取材(仮に年1回): ¥60,000 × 1回 = ¥60,000
合計: ¥456,000

【Year 3】
月額料金: ¥33,000 × 12ヶ月 = ¥396,000
追加取材(仮に年1回): ¥60,000 × 1回 = ¥60,000
合計: ¥456,000

【3年間TCO】
¥426,000 + ¥456,000 + ¥456,000 = ¥1,338,000

【3年間効果】
年間効果 ¥960,000 × 3年 = ¥2,880,000

【3年間ROI】
投資: ¥1,338,000
効果: ¥2,880,000
ROI: 2.15倍

スタンダードプラン 3年間TCO

【Year 1】
月額料金: ¥55,000 × 12ヶ月 = ¥660,000
初期費用: ¥30,000
合計: ¥690,000

【Year 2】
月額料金: ¥55,000 × 12ヶ月 = ¥660,000
合計: ¥660,000

【Year 3】
月額料金: ¥55,000 × 12ヶ月 = ¥660,000
合計: ¥660,000

【3年間TCO】
¥690,000 + ¥660,000 + ¥660,000 = ¥2,010,000

【3年間効果】
年間効果 ¥2,040,000 × 3年 = ¥6,120,000

【3年間ROI】
投資: ¥2,010,000
効果: ¥6,120,000
ROI: 3.04倍

提案資料テンプレート

提案書の構成(標準フォーマット)

【表紙】
- 企業名様向け 千葉経済産業新聞 協賛プラン提案書
- 提案日
- 営業担当者名

【1. 現状の課題(ヒアリング内容)】
- 〇〇様の課題:
  - 採用応募が少ない(月3名程度)
  - 営業資料が古い
  - 地域での認知度が低い

【2. 提案プラン】
- スタンダードプラン ¥55,000/月
  - 年3回の取材・記事掲載
  - 紙面 + Web配信
  - イベント年2回無料参加

【3. 期待効果(ROI試算)】
- 投資: ¥690,000/年
- 効果: ¥2,040,000/年
  - 採用応募増加: ¥540,000
  - 新規問い合わせ: ¥1,000,000
  - 営業資料活用: ¥200,000
  - イベント効果: ¥300,000
- ROI: 約3倍

【4. 導入スケジュール】
- 契約: 20XX年X月
- 初回取材: 20XX年X月
- 記事掲載: 20XX年X月号

【5. 料金明細】
- 月額料金: ¥55,000(税込)
- 初期費用: ¥30,000(税込)
- 年間合計: ¥690,000(税込)

【6. 次のステップ】
- ご質問・ご相談
- 契約手続き
- 取材日程調整

PowerPoint/Googleスライドテンプレート

スライド構成:

  1. 表紙 - 企業名様向け提案
  2. 課題の整理 - ヒアリング内容のサマリー
  3. 千葉経済産業新聞とは - 媒体概要
  4. 提案プラン - プラン詳細
  5. ROI試算 - 数字で示す効果
  6. 導入事例 - 同業他社の成功事例
  7. 料金・契約条件 - 明細
  8. Q&A - よくある質問
  9. 次のステップ - CTA

割引影響計算機

割引を適用した場合の収益影響を試算し、適切な割引判断を行うツール。

割引シナリオ別の収益試算

シナリオ1: 紹介割引(初月20%OFF)

【通常価格】
スタンダードプラン: ¥55,000/月

【紹介割引適用】
初月: ¥55,000 × 80% = ¥44,000
2ヶ月目以降: ¥55,000

【年間収益】
¥44,000 + (¥55,000 × 11ヶ月) = ¥649,000

【通常との差額】
¥660,000 - ¥649,000 = -¥11,000(-1.7%)

【判定】
✅ 許容範囲(LTVへの影響軽微、紹介効果でペイ)

シナリオ2: 年間一括払い割引(10%OFF)

【通常価格(月次払い)】
スタンダードプラン: ¥55,000 × 12ヶ月 = ¥660,000

【年間一括払い割引】
年額: ¥660,000 × 90% = ¥594,000

【差額】
-¥66,000(-10%)

【メリット】
- 前払いでキャッシュフロー改善
- 解約リスク低減(1年間確定)
- 営業・請求コスト削減

【判定】
✅ 推奨(キャッシュフロー改善効果大)

シナリオ3: 複数社割引(2社目15%OFF)

【1社目(通常価格)】
スタンダードプラン: ¥55,000/月

【2社目(15%OFF)】
ライトプラン: ¥33,000 × 85% = ¥28,050/月

【合計月額】
¥55,000 + ¥28,050 = ¥83,050/月

【通常価格との比較】
通常: ¥55,000 + ¥33,000 = ¥88,000/月
割引後: ¥83,050/月
差額: -¥4,950/月(-5.6%)

【年間収益】
¥83,050 × 12ヶ月 = ¥996,600

【判定】
✅ 推奨(1社あたり収益は下がるが、グループ全体で増収)

割引判断マトリクス

割引種類割引率収益影響判定条件
紹介割引(初月)20%-1.7%✅ 推奨既存顧客の紹介必須
年間一括払い10%-10%✅ 推奨前払い必須
複数社割引15%-5.6%✅ 推奨同一グループ内
創刊記念(初月+初期費用無料)約15%-15%⚠️ 期間限定2026年6月まで
個別値引き任意任意❌ 原則NGカスタムプランのみ例外

よくある質問

Q1: ROI計算は正確ですか?

A: あくまで「見込み」であり、保証値ではありません。ただし、以下の工夫で信頼性を高めています:

  • 控えめな数値で試算(採用成功率30%など)
  • 顧客の実数値をヒアリング
  • 過去の導入企業実績を参考

Q2: プラン提案で迷ったら?

A: 迷ったら「スタンダードプラン」を推奨してください。

  • 理由: 最もバランスが良く、ROI 3倍を実現
  • ライトでは「物足りない」、カスタムでは「予算オーバー」となるケースが多い

Q3: 割引要求にはどう対応?

A:

  1. まず公式割引制度を案内(紹介割引、年間一括払い割引など)
  2. それでも難しい場合は、価値を再説明(ROI試算を再提示)
  3. 個別値引きは原則NG(詳細は 割引ポリシー 参照)

関連ドキュメント

営業担当者向け

管理者向け


最終更新: 2025年11月 次回見直し: 四半期ごと(ROI実績に基づく更新)

千葉経済産業新聞